元NHK職員でジャーナリストのたかまつななさん(32)が、自身のインスタグラムで「事実婚」を発表しました。
プロポーズを受け幸せいっぱいと語る一方で、籍を入れない選択をした理由には「名字を変えたくない」という思いがあったそうです。
この背景には、たかまつさんが長年訴えてきた「選択的夫婦別姓」の問題が大きく関わっています。
今回は、なぜ事実婚を選んだのか、その理由や社会的影響について見ていきましょう。
たかまつななが事実婚を選んだ理由はなぜ?
たかまつななさんは「名字を変えたくなかったから」と率直に明かしています。
人生でずっと使い続けてきた名前は、自分のアイデンティティであり仕事上のブランドでもあります。
そのため、「結婚=どちらかが名字を変える」という現行制度に違和感を抱き、籍を入れず事実婚という形を選んだのです。
本人は「幸せなはずの時に、どちらかが我慢して寂しい思いをするのはおかしい」と語っており、結婚そのものを否定しているのではなく、制度への疑問からの選択だったことがうかがえます。
たかまつななと事実婚 相手についてわかっていること

お相手は「一般人」とされています。
名前や職業は非公開ですが、インスタグラムでは手をつないだ写真やYouTubeでの似顔絵イラストが公開されており、誠実で優しい雰囲気が伝わってきます。
たかまつさんは「辛いときに寄り添ってくれた」「ダメなところも受け入れてくれる」と感謝を綴っており、信頼関係の深さがうかがえます。
街頭演説デートを楽しんでいるとも話しており、二人の自然体な関係に多くのファンが祝福の声を寄せています。
選択的夫婦別姓の影響と社会的な意味
今回の事実婚発表の裏には「選択的夫婦別姓」の議論があります。
現行制度では結婚する際に必ずどちらかが名字を変えなければなりません。
しかし、キャリアやアイデンティティに直結する名字を変えることは、多くの人にとって大きな負担となります。
たかまつななさんは「制度が整えば籍を入れるか話し合いたい」と語っており、結婚への前向きな姿勢と同時に、制度改正の必要性を訴える形になっています。
今回の発表は、個人の幸せと社会制度のギャップを浮き彫りにする象徴的な出来事といえるでしょう。
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