「牛にシマウマ模様を塗るとハエが寄ってこない」―― そんなユニークな研究でイグ・ノーベル賞2024(生物学賞)を受賞した児嶋朋貴さん。
実はその研究の裏には、「農研機構(のうけんきこう)」という国の研究所の存在があります。 今回は「農研機構って何?」「どんな場所で働いているの?」という疑問に答えていきます!
児嶋朋貴は「農研機構」の研究者
児嶋さんは現在、農業・食品産業技術総合研究機構(略称:農研機構/NARO)の「畜産研究部門」に所属しています。
役職は任期付き研究員(2023年〜)で、畜産現場の課題に即した研究を行っています。
農研機構とはどんな組織?
農研機構は、農林水産省所管の「国立研究開発法人」です。
農業、畜産、食品に関する研究や技術開発を行う日本最大級の研究機関で、正式名称が長いため「農研機構」または「NARO」と略されます。
主な役割・活動内容
- 農業の生産性向上や病害虫対策の研究
- 牛・豚・鶏などの畜産動物に関する研究(健康、飼育、ストレスなど)
- 食品の安全性や加工技術、保存方法の開発
- 農家や自治体と連携した現場主導型の研究
現場に近い課題を拾い、技術として実用化することを得意としています。
なぜ今回の研究がここで生まれたのか?
畜産現場では「サシバエなどの吸血性ハエによる被害」が深刻です。牛がハエに悩まされると、
- 餌を食べる時間が減る
- 体重が増えにくくなる
- 乳量が減る
このような現場の課題に応えたのが、児嶋さんらの「牛にしま模様」の研究です。
農研機構はこうした“実際に困っていること”を研究テーマとして扱える環境にあり、受賞にもつながりました。
SNSでも話題に:「農研機構って地味にすごい」
- 「こんな面白い研究やってたの農研機構だったの!?」
- 「地味だけど重要なところに税金使ってて安心した」
- 「現場とつながってる感じが好感持てる」
メディアでは見逃されがちですが、今回の受賞をきっかけに農研機構の実力が注目されています。
まとめ:農研機構は“実用的で未来志向”の研究所
農研機構は、単なる学術機関ではなく「現場の課題を未来の技術に変える」国立の研究所です。
児嶋朋貴さんのような研究者が活躍できる環境だからこそ、今回のようなユニークで実用的な研究が生まれたのです。
これを機に、農研機構や畜産研究への関心が高まることを期待しましょう!
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