愛知県豊明市で「スマホの使用は1日2時間まで」という条例が全国初で可決され、大きな注目を集めています。
この条例を推し進めたのが、小浮正典(こうき まさふみ)市長です。
「小浮市長ってどんな人物なの?」「経歴やプロフィールが知りたい」という人も多いでしょう。
この記事では、市長の人物像や歩んできた経歴、そして条例を巡る市議会での賛否についても分かりやすくまとめます。
【豊明市】小浮正典市長のプロフィール

小浮市長は1969年3月11日生まれ、大阪市出身です。
京都大学経済学部を卒業後、朝日放送に入社。
テレビ業界で経験を積んだ後、アメリカのピッツバーグ大学公共・国際問題専門大学院へ留学し、公共政策を専門的に学びました。
帰国後は朝日新聞社や東京メトロポリタンテレビジョンに勤務。
その後は立命館大学法科大学院で学び直し、法律の知識も身につけています。
さらにイオン株式会社での勤務を経て、2012年には豊明市副市長に就任。
副市長としての経験を活かし、2015年4月に豊明市長となりました。
メディア、企業、大学、行政と多様なキャリアを経て市長になったという、異色の経歴を持つ人物と言えます。
【豊明市】小浮正典市長の経歴と歩み
テレビ局や新聞社でのキャリアを積んできたことから、情報発信力や世論を読む力には定評があります。
副市長を経て市長に就任してからは、教育や子育て支援、高齢者福祉といった分野に力を入れてきました。
そして今回、全国的に話題になった「スマホ条例」を打ち出したことで、一気に名前が知られる存在になりました。
【全国初】豊明市のスマホ条例とは?

豊明市が2025年10月1日から施行するスマホ条例は、余暇での利用を「1日2時間以内」とする目安を示したものです。
小学生は午後9時まで、
中学生以上は午後10時までの使用を推奨。
子どもだけでなく、大人を含めた全市民が対象という点で全国初の試みとなります。
小浮市長は「市民の権利を制限するものではなく、家庭で話し合うきっかけにしてほしい」と条例の意義を強調しており、あくまで“理念条例”として位置づけられています。
豊明市議会での賛否
条例は賛成多数で可決されましたが、議会でも賛否は分かれました。
賛成派は「スマホ依存の予防につながる」「家庭での話し合いを促すきっかけになる」と評価。
一方で反対派からは「家庭の自由に踏み込みすぎ」「罰則もなく実効性に欠ける」という指摘もありました。
議員ごとの賛否までは公表されていませんが、賛否両論が激しくぶつかったことは確かです。
市民からも「必要だ」という声と「やりすぎでは?」という声が混在しており、今後も議論は続きそうです。
まとめ
小浮正典市長は大阪市出身で、テレビ局や新聞社、大学院留学、法科大学院、企業勤務、副市長を経て市長に就任したという多彩な経歴を持っています。
今回のスマホ条例で全国的に注目を浴びる存在となりましたが、条例そのものは賛否が分かれており、今後の運用や市民への影響が注目されます。
コメント