「牛にシマウマ模様を塗るとハエが寄ってこない」
そんなユニークすぎる研究で、児嶋朋貴さんがイグ・ノーベル賞2024の生物学賞を受賞しました!
実はこの研究、日本人のイグ・ノーベル賞受賞19年連続という快挙にも貢献しています。
今回は「児嶋朋貴さんって誰?」「どんな経歴や研究をしてきたの?」という疑問にお答えします!
児嶋朋貴とは何者?プロフィールまとめ
児嶋朋貴(こじま ともき)さんは、国立研究開発法人・農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構/NARO)の畜産研究部門に所属する研究者です。
専門は「動物生産科学」で、特に牛に関する研究を多数行っています。
今回注目されたのは、黒毛和牛にシマウマ模様を塗ることで吸血性のハエを減らすという、発想力と実用性を兼ね備えた研究です。
出身大学・学歴
年度 | 学歴 |
---|---|
2004〜2008 | 京都大学 農学部 資源生物科学科 卒業 |
2008〜2010 | 京都大学大学院 農学研究科 修士課程 |
2010〜2011 | 同大学 博士課程(博士(農学)取得) |
京大農学部からのストレート進学で、研究者としての基盤を築いています。
経歴・所属機関
年度 | 所属・職歴 |
---|---|
2011〜2013 | 愛知県 新城設楽農林水産事務所 |
2013〜2016 | 愛知県 尾張農林水産事務所 |
2016〜2023 | 愛知県農業総合試験場 畜産研究部 |
2023〜現在 | 農研機構 畜産研究部門 任期付研究員 |
現場と研究をつなぐ視点を持った、実践的な研究者と言えます。
話題の“牛シマウマ模様”実験とは?
この実験は、牛の体に白黒のしま模様を塗ることで、吸血性のハエ(サシバエなど)の数が減少するかどうかを検証したものです。
2019年に発表され、今回のイグ・ノーベル賞2024で評価されました。
- 実験対象:黒毛和牛6頭
- 比較方法:
- 白黒しま模様を塗った牛
- 目立たない黒模様の牛
- 模様なしの牛
その結果、白黒模様の牛にはハエが寄りにくく、追い払う行動(尾を振るなど)も減少。
殺虫剤を使わない新しい害虫対策として注目されています。
なぜ効果があるのか?については、ハエの視覚が白黒模様を苦手とするためではないかと考えられています。
SNS・ネットの反応
- 「地味にすごい」「発想が天才」
- 「笑えるけどマジで実用的」
- 「くだらないけど大事な研究、好き」
日本のみならず、海外メディアにも取り上げられ「真面目にふざけてる感が最高」と好意的な反応が多く見られます。
まとめ:ユニークな発想が未来の畜産を変える
児嶋朋貴さんは、牛という身近な動物に焦点を当てながら、誰も思いつかない発想で新しい価値を生み出す研究者です。
「笑って考えさせられる」研究の典型例として、今後も注目される存在になること間違いなしです!
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