東京スカイツリーで、ありえないほど危険なドローン飛行が目撃され、SNSは大炎上——。
高さ634メートル、日本が誇る超高層タワーのすれすれを、回転しながら急降下するドローン。
その衝撃映像がSNSに投稿され、瞬く間に拡散。
「不謹慎すぎる」「事故にならなくてよかった」「ルールを知らない観光客が多すぎる」と怒りの声が殺到しています。
投稿者は、アメリカを拠点に映画制作をしている男性。
映像のインパクトだけでなく、無許可での飛行が疑われるこの撮影に、国土交通省も動き出し、航空法違反の可能性について警察と連携中です。
いったいこの男性は何者なのか?なぜルール無視の危険行為に走ったのか?
本記事ではSNS上での特定情報や、本人の言い分、そして今後の処分の可能性について詳しく掘り下げていきます。
スカイツリーにドローン急接近!映像の内容とは?
無許可ドローンが東京スカイツリ一近くに
— CieL (@ciel_69y) May 26, 2025
ダメなのは分かっていても
映像が綺麗すぎて見惚れてしまう#drone #tokyo #Skytree #joel #instagram https://t.co/rdtqItW4Bk pic.twitter.com/c6XShZpQPh
SNSで投稿された映像には、東京スカイツリーのすれすれを旋回しながら急降下するドローンの姿がはっきりと映っていました。
撮影されたのは、地上から600メートル以上の高高度。
建物の構造をなぞるように、ドローンがタワーに接近して飛行する様子はまさにスリリングで、視聴者に強烈なインパクトを与えました。
映像にはプロ用の高性能カメラが使われていたとみられ、スローモーションやズームなど編集も施されており、まるで映画のワンシーンのような仕上がりです。
しかし、建造物への異常接近や急旋回といった飛行ルートは、少しのミスが重大事故につながりかねない危険なもの。
美しい映像の裏に潜むリスクが、今回の大炎上につながった大きな要因ともいえるでしょう。
投稿者は誰?炎上中の犯人は映画制作者の○○?
スカイツリーのドローンで問題になっているInstagramのアカウントはjoel
— 夢女ちゃん (@henshinsurudake) May 26, 2025
東京タワーでも無許可で撮影
アカウントの右上から報告するを選択して、「暴力、ヘイト、または搾取」から「安全に対する確実性の高い脅迫」で通報すべき
Instagramでアカウント停止措置などが働くでしょうね https://t.co/Cjw5KYeztm
今回、東京スカイツリーに無許可でドローンを接近飛行させ、その映像をSNSに投稿したとされるのは、Instagramアカウント名「joel」という人物。
プロフィールによると、アメリカを拠点に活動する映像クリエイターで、過去にも都市上空を飛ぶドローン映像を多数投稿しています。
炎上のきっかけとなったのは、東京スカイツリーの超高層エリアを大胆に飛行し、あたかもスレスレを旋回するような刺激的なカットを含む動画。
このjoel氏は、以前にも東京タワー周辺での無許可飛行が疑われる映像を投稿しており、再三にわたる危険行為が指摘されています。
現在、SNS上ではアカウントの「通報」を呼びかける動きも広がっており、Instagramでは右上のメニューから「報告する」→「暴力、ヘイト、または搾取」→「安全に対する確実性の高い脅迫」と進めば通報が可能です。
今後、Instagram側でアカウント停止などの措置が取られる可能性も十分にあり、ネット上では「責任を取るべき」「規制を強化すべき」といった声が高まっています。
ドローン撮影は違法?スカイツリー周辺でのルールと規制
東京スカイツリーのような超高層ビル周辺でのドローン撮影には、厳しいルールが存在します。
日本の航空法では、地表または水面から150メートル以上の高さでのドローン飛行は原則禁止。
これは、航空機との接触や落下事故のリスクを避けるための重要な規制です。
さらに、スカイツリー周辺は「人口集中地区(DID)」に指定されており、ここでの飛行も国土交通省の許可なしには違法となります。
加えて、建造物への接近飛行や第三者の上空を飛ばす場合も、別途の安全対策と承認が求められます。
つまり、今回のように無許可で高高度・市街地・観光名所を飛行する行為は、複数の違反に該当する可能性が極めて高いのです。
国土交通省は「申請記録なし」と公表しており、現在は警察とも連携して航空法違反の可能性を調査中。
観光で訪れる外国人にも、こうした法規制の周知徹底が求められています。
国土交通省の対応は?無許可飛行に法的処分の可能性も
今回の無許可ドローン飛行について、国土交通省は重大な航空法違反の可能性があるとして、すでに警察に相談を行ったと報じられています。
特に問題視されているのは、150メートル以上の高高度飛行と、人口密集地での無許可飛行、そして第三者や建造物への危険接近という複数の違反点です。
国土交通省の担当者はメディアの取材に対し、「今回の飛行に関して正式な申請は確認されていない」と明言。
無許可であれば明確な航空法違反となり、警察による事情聴取や書類送検、罰金などの処分が下される可能性があります。
ドローン規制は年々厳しくなっており、2022年からはリモートIDの搭載義務や登録制度も始まっています。
こうした中での悪質な違反行為には、厳正な対処が求められるという世論も高まっており、今後の警察の対応と処分の行方に注目が集まっています。
SNSの声は厳しい!「不謹慎」「迷惑」の大合唱
スカイツリーへの無許可ドローン飛行映像が投稿された直後から、SNSは怒りと困惑の声であふれました。
特にInstagramやX(旧Twitter)では、

不謹慎すぎる!

観光地を自分の作品づくりの道具にしないでほしい

事故が起きてからでは遅い
といったコメントが多数寄せられ、大炎上状態に。
コメント欄では、

東京タワーでも同じようなことしてたよね?常習犯じゃん
と過去の投稿を掘り起こすユーザーも現れ、映像制作者に対する批判はさらに加熱。
「こういうルール無視が日本の観光への信用を下げる」「インスタ映えのために命を危険にさらしている自覚がないのか」といった厳しい意見が相次いでいます。
一部では、Instagramの「報告」機能を使ってアカウントの停止を求める動きも広がっており、ユーザー主導での対応が進んでいる状況です。
炎上は映像のスリルだけでなく、公共の安全意識を軽視した行動そのものに向けられており、SNS世論が“私刑”のような空気を作りつつあります。
なぜ無許可で飛ばした?投稿者の言い分と反論
無許可でのドローン飛行が疑われる中、投稿者である映画制作者の男性は、番組の直撃に対しメールで回答。
そこには許可の有無についての明確な返答はなく、代わりに「ドローンの独特な視点を利用して東京の建築美を探求しました。スカイツリーは東京の地平線と精神を象徴する力強いシンボルです」といった、映像表現の意図を語る文面が綴られていました。
しかしこの回答に、SNS上ではさらなる批判が噴出。
「芸術や表現の自由を盾にして、法律を無視するのは通用しない」「美しいと言えば許されるとでも思っているのか」といった声が多く見られ、説明になっていないという受け止め方が大半です。
特に問題視されているのは、許可を得ていたかどうかという肝心な点に一切触れていない姿勢。
黙秘に近いこの対応に対し、「意図的にルール違反を隠しているのでは?」という疑念も高まっており、視聴者やフォロワーからの信頼は急速に失われつつあります。
美しい映像の裏で、守るべきルールを無視した現実が今、鋭く問われています。
海外クリエイターによる無断撮影…今後の課題は?
今回のスカイツリー無許可ドローン事件は、海外から訪れるクリエイターによる“ルール無視”の実態を浮き彫りにしました。
高性能なドローンと映像編集技術を武器に、「バズる映像」を狙って観光地や重要施設を無断撮影するケースは、ここ数年で急増しています。
日本では航空法や地方法令によってドローンの使用が厳しく制限されており、とくに人口集中地区や高層施設周辺では、許可なしの飛行は明確な違法行為。
しかし、こうしたルールを知らずに訪れる外国人クリエイターも少なくありません。
インバウンド観光が活発化する中、多言語での案内や規制の強化、取り締まりの明確化が急務となっています。
また、SNS映えや再生回数狙いの過激な行為が拍車をかけており、施設側や自治体にも監視や対応の負担がのしかかっています。
今後は、法整備だけでなく、プラットフォーム側の責任や通報制度の強化も含めた、多方面での対策が求められるでしょう。
今回の騒動は、「技術よりもマナーと法令遵守が先」という、ドローン時代の基本を改めて問い直す出来事となりました。
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