北朝鮮の金正恩氏が死亡した場合、後継者は誰になるのでしょうか?
後継者候補として注目されているのが、金正恩氏の娘である金主愛(キム・ジュエ)氏と、妹の金与正(キム・ヨジョン)氏です。
金主愛氏は後継者としての存在感を高めている一方、金与正氏も政治経験を持つ人物として知られています。
ただし、北朝鮮が正式に後継者を発表したわけではなく、誰が次の最高指導者になるのかは確定していません。
そこで今回は、金正恩氏が死亡した場合の後継者候補について、金主愛氏と金与正氏の経歴や後継者といわれる理由を調査しました。

金正恩が死亡したら後継者は誰になる?

北朝鮮の最高指導者である金正恩氏が死亡した場合、誰が次の指導者になるのでしょうか。
後継者候補として注目されているのが、金正恩氏の娘である金主愛(キム・ジュエ)氏と、妹の金与正(キム・ヨジョン)氏です。
2026年9月には、韓国の国家情報院が金主愛氏について、事実上、後継者に選ばれたとの見方を示したと報じられています。
ただし、北朝鮮政府が金主愛氏を正式な後継者として発表したわけではありません。
また、金正恩氏が突然、指導者の座を離れるような事態になれば、後継者の年齢や政治経験、軍や党幹部との関係などによって、権力の引き継ぎ方が変わる可能性もあります。
ここでは、後継者候補として名前が挙がる2人について見ていきましょう。

金正恩の後継者候補①金主愛(キム・ジュエ)

金正恩氏の後継者として、近年とくに注目されているのが娘の金主愛氏です。
金主愛氏は2022年11月、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射現場に父親とともに登場し、存在が広く知られるようになりました。
その後も軍事関連の行事や重要な国家行事などに姿を見せており、北朝鮮の国営メディアでも繰り返し紹介されています。
こうした動きから、韓国の国家情報院は2026年2月、金主愛氏が後継者として指名される段階に入ったとの見方を示しました。
さらに同年9月にも、事実上、後継者に選ばれたとの評価が報じられています。
金主愛氏が有力視される理由としては、次の点が挙げられます。
- 金正恩氏とともに重要な国家行事に出席している
- 軍事関連の施設や行事にも姿を見せている
- 北朝鮮の国営メディアで存在感が高まっている
- 韓国の情報機関が後継者としての位置づけを強めている
一方で、金主愛氏はまだ若く、党や軍の中で独自の権力基盤を築いているかどうかは不透明です。
そのため、金正恩氏に万が一のことがあった場合、すぐに金主愛氏が単独で最高指導者になるとは限りません。
金正恩の後継者候補②妹の金与正(キム・ヨジョン)

もう一人の後継者候補として名前が挙がるのが、金正恩氏の妹である金与正氏です。
金与正氏は北朝鮮の党・政府の活動に関わり、対韓国政策や対外的な発信などで存在感を示してきました。
金主愛氏と比べると政治活動の経験が長く、北朝鮮の政治体制についても知識や経験を持つ人物と考えられています。
金与正氏が後継者候補として注目される理由は、主に次の3点です。
- 金正恩氏の妹で、同じ金一族に属している
- 北朝鮮の政治や対外政策に関わってきた
- 金主愛氏が若い段階で指導者の交代が起きた場合、暫定的な指導役を担う可能性がある
ただし、金与正氏が金正恩氏の後継者に正式決定しているという情報は確認されていません。
また、政治経験があるからといって、必ず最高指導者に選ばれるわけでもありません。
北朝鮮では、党や軍の支持、権力中枢との関係なども重要になるため、金与正氏がどのような立場になるかは、実際に権力の移行が起きなければ分からない部分があります。

金主愛と金与正、後継者になる可能性が高いのはどっち?
金主愛氏と金与正氏を比較すると、現時点では「将来的な後継者」と「急な交代が起きた場合の有力人物」という違いで考えると分かりやすいでしょう。
| 比較項目 | 金主愛氏 | 金与正氏 |
|---|---|---|
| 金正恩氏との関係 | 娘 | 妹 |
| 注目される理由 | 後継者としての存在感が高まっている | 政治経験と党内での活動実績がある |
| 韓国の情報機関の評価 | 後継者に選ばれたとの見方が報じられている | 有力な代替候補として名前が挙がる |
| 主な不確定要素 | 年齢や政治経験、権力基盤 | 実際に最高指導者を引き継ぐかどうか |
韓国の情報機関の評価を踏まえると、長期的な後継者としては金主愛氏が有力視されています。
ただし、金正恩氏が突然死亡した場合、金主愛氏がすぐに権力を掌握できるとは限りません。
年齢や政治経験を考えると、金与正氏など周囲の有力者が権力移行の過程で重要な役割を担う可能性もあります。
もちろん、これは現時点で考えられるシナリオであり、実際の後継体制を断定できるものではありません。
金正恩が死亡した場合、北朝鮮の体制はどうなる?
金正恩氏が死亡した場合、単純に家族の誰かが自動的に最高指導者になるとは限りません。
北朝鮮では、これまで金日成氏、金正日氏、金正恩氏と、金一族による世襲が続いてきました。
しかし、今後の権力移行がどのような手順で進むのか、明確な後継者決定の仕組みが外部から完全に把握されているわけではありません。
後継者が誰になるかを考えるうえでは、次の点が重要になります。
- 金一族の血統がどのように扱われるか
- 朝鮮労働党や軍の幹部が誰を支持するか
- 後継者候補が実際に権力を行使できるか
- 権力移行の過程で国内の政治的な混乱が起きるか
仮に金主愛氏が後継者となる場合でも、当初は周囲の幹部が政治や軍事の運営を支える体制になる可能性があります。
一方、金与正氏など政治経験のある人物が前面に立つ展開も考えられます。
ただし、いずれも仮定に基づくシナリオです。
金正恩氏の死亡や後継者決定が確認されていない段階で、北朝鮮の体制が崩壊する、あるいは権力争いが起きると断定することはできません。
まとめ|金正恩の後継者は金主愛が有力視されるが断定はできない
金正恩氏が死亡した場合の後継者候補について調査しました。
今回のポイントをまとめると、次のとおりです。
- 金正恩氏の後継者として、娘の金主愛氏が有力視されている
- 韓国の国家情報院は2026年、金主愛氏が後継者に選ばれたとの見方を示したと報じられている
- 妹の金与正氏も、政治経験を持つ人物として注目されている
- 金正恩氏が突然死亡した場合、後継者の年齢や党・軍の支持によって権力移行の形が変わる可能性がある
- 北朝鮮政府が後継者を正式に発表したわけではなく、今後の動向を見守る必要がある
現時点では、長期的な後継者として金主愛氏が有力視されているものの、実際に誰が最高指導者になるかは確定していません。
金正恩氏の健康状態や北朝鮮の政治体制に関する情報は限られているため、SNS上の死亡説や後継者に関する情報についても、信頼できる報道や公式発表と区別して判断することが大切です。


コメント
コメント一覧 (3件)
[…] […]
[…] […]
[…] […]